自然治癒力を高める。
樹木は環境のちょっとした変化に敏感に反応します。
葉の大きさや量、枝振りや幹の状態など、不調のサインはあちこちに現れます。
目や耳、手を使って診断し、各々の症状にあった手当を施すとともに、
大切なことは、樹木本来が持つ自己治癒力を高めることです。
樹木そのものの治療と回復だけでなく、環境の回復こそ私たちの仕事です。
自然治癒力を高める。
樹木は環境のちょっとした変化に敏感に反応します。葉の大きさや量、枝振りや幹の状態など、不調のサインはあちこちに現れます。目や耳、手を使って診断し、各々の症状にあった手当を施すとともに、大切なことは、樹木本来が持つ自己治癒力を高めることです。樹木そのものの治療と回復だけでなく、環境の回復こそ私たちの仕事です。
調査・診断
まずは目視で、葉の色や量、大きさ、幹の状態や枝の張り具合、土の状態、虫の有無などを観察します。とくに樹幹の開口空洞・隆起、腐朽部露出、樹皮枯死・欠損など、変状や異常がないかを目で診断します。目視できない根張りについては試掘するなどして、樹齢を踏まえた必要十分な治療計画を立案します。
土壌改良
土壌改良は土の観察からはじまります。例えば、土の表面に苔が生えていたら、水捌けが悪く湿気が多い証拠です。排水不良は根腐れの原因となるため、大きな石を取り除いたり、土を入れ替えたりして排水を促します。また、土に栄養分が足りない場合は、試験場(検査機関)に持ち込んで分析した上で、適所に必要な栄養分を補給します。
根の治療
土から水分と養分を補給する樹木は根が命です。種類にもよりますが、根は通常、幹の直径の約20~30倍の範囲に広がっているため、視覚、嗅覚、触覚など五感を駆使して根の在処を確かめ、土を掘ってピンポイントで栄養成分を与えます。
樹木の治療
葉の変色や縮小は樹木が弱っている証拠です。樹木の健康状態を見極め、タイミングよく剪定し、必要な時に肥料を与えるなど、総合的に管理していきます。また、枯れた部分は健全部まで切り戻し、適切な処置をします。
保守管理
樹木をその生涯にわたって健康に保つべく、グリーンメンテナンスは常に寄り添う主治医としての役割を担っています。人間と同様に定期的な健康チェックを怠らず、大地に根を張る生きた資産をプロの専門技術で支えていきます。
樹木診断・治療・回復
施工事例
アカマツ【治療前】
アカマツ【治療後】
樹勢回復【施工前】
樹勢回復【施工後】